平屋は暑い?夏の暑さ対策とは

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平屋の住宅は、その見た目のおしゃれさや、ワンフロアでの生活が家族間のコミュニケーションを取りやすくするなど、多くのメリットがあります。
特に若い世代からの支持を集めており、地震に強い構造や階段がないことによる移動のしやすさも魅力の一つです。

しかし、そんな平屋住宅には「夏場の暑さ」という問題も。この記事では、なぜ平屋が暑くなりがちなのか、その暑さをどう対策すればいいのかを詳しく解説していきます。

平屋が暑いと感じやすい原因

居住空間が屋根の真下にあるため

平屋は、リビングやダイニングなど、主に活動をする居室が直接屋根の下に位置しています。これにより、太陽からの直接的な熱影響を受けやすく、特に夏場はその影響が顕著に表れるのです。
多階建ての住宅では、上階が太陽の熱を遮るため、下階は比較的涼しく保たれることが多いですが、平屋にはその「緩衝ゾーン」が存在しないため、屋根からの熱が直接すべての部屋に影響を及ぼします。

また、平屋の屋根は広い面積を持つため、太陽熱をより多く受け、それが室内の温度上昇を促進させることになりやすいのです。

通気性が悪くなりがちなため

適切な通気性は、住宅の快適さを保つ上で非常に重要です。理想的には、各部屋に最低でも2つの窓を設け、十分な空気の流れを確保することが推奨されます。

けれども、平屋は全体的に建物が低く、特に周囲に高い建物がある場合、これらの建物に囲まれる形で風の通り道が阻害され、室内に暑い空気がこもりがちに。さらに、すべての部屋がひとつのフロアに配置されているため、家全体の広い範囲で通気計画を行うことが求められるのです。

もし、フロア内の構造が入り組んだり複雑になったりすると、建物の中央部で空気が滞りやすくなります。

平屋の暑さ対策5つ

暑さ対策は平屋の住み心地を大きく左右します。ここでは、平屋住宅を快適に保つための具体的な対策を5つご紹介します。

1.住まいの断熱性を高める

平屋の断熱性を高めることは、夏の暑さだけでなく、冬の寒さからも守るために非常に重要です。壁や床はもちろん、熱の伝わりやすい外壁や塗料にも注意を払い、高い断熱性を持つ材料を選ぶことが推奨されます。これにより、室内に太陽の熱が伝わりにくくなり、より涼しく、また冬は暖かく過ごすことができるように。さらに、断熱性能が向上すると、暖房や冷房の効率も良くなるため、光熱費の節約にもつながります。

2.遮熱性の高い窓を採用する

大きな窓は明るく開放的な空間を作り出しますが、それと同時に太陽の熱も多く取り込むことになります。遮熱性の高い窓ガラスを選ぶことで、太陽の熱を効果的にブロックし、室内温度の上昇を抑えることができます。遮熱窓ガラスは、太陽光に含まれる熱エネルギーを約90%カットすることが可能です。また、遮熱カーテンやブラインドの併用、さらにはグリーンカーテンなどを設けることで、室内の温度をさらにコントロールすることができます。

3.深い軒や庇(ひさし)を設ける

深い軒や庇は、直射日光を遮る役割を果たし、夏場の室内温度の上昇を抑える効果があります。特に、日中の強い日差しを直接窓に当てずに済むため、エアコンへの依存度を減らすことができるでしょう。
また、冬場は太陽の角度が低くなるため、深い軒があっても十分な日光が室内に入ることが可能です。外観上のデザインとしても、深い軒や庇は平屋のシンプルな造形に重厚感を加える効果があり、美しさを演出することもできます。

4.断熱性の高い屋根材を採用する

屋根材の選択も、平屋の室内温度を左右する重要な要素です。特に、断熱効果の高い屋根材を使用することで、夏場の暑さを大幅に軽減できます。粘土瓦はその厚みと素材特有の性質により熱を通しにくく、屋根と居住空間の間に自然に空気層ができるため、断熱性が向上します。

一方で、スレートや金属板などは薄く密着して施工されるため、熱が内部に伝わりやすいという特性があります。屋根材を選ぶ際は、その断熱性のみならず、耐久性やデザイン、コストも考慮に入れて選ぶことが大切です。

5.小屋裏空間を広く取る

小屋裏空間は、屋根と室内の間に設けられる空間のこと。小屋裏を広く取ることで、太陽熱が直接室内に伝わるのを防ぎ、断熱性を高めることができます。この空間を利用して収納や書斎などを設けることも可能ですが、夏場には熱がこもりがちになるため、一年を通して利用するには適切な空調管理が必要になります。屋根材と併せて断熱性能・空調設備を高める工夫をすることで、一年中快適な室内環境を保つことができます。

平屋の暑さ対策まとめ

平屋はその構造上、外部環境の影響を受けやすいものの、適切な対策を行うことで、暑さの問題を大きく改善できます。今回ご紹介した断熱性を高める屋根材の選択や、通気性をよくする窓の設置、さらには小屋裏空間の有効活用など、さまざまな方法があります。

これらの工夫を施せば、暑い夏も快適に過ごすことができ、冷暖房の効率も良くなり、エネルギー消費の削減にもつながります。平屋を検討している方は、これらの点を考慮して、理想的な住まい作りを進めていきましょう。

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設計士が施主様と一緒に作り上げた設計図を、同じ理念を持った現場監督が形にする。そうやって施主様の想いをしっかり引き継いでいます。
30代の設計士が中心となり、暮らしやすさも考えた「ちょっとカッコイイ」家を提案しています。        

参照元:2022年10月時点、suumo公式サイト「[平屋]で探す岐阜県のハウスメーカー・工務店一覧」にて編集チームによる調査より(https://suumo.jp/chumon/tn_gifu/K27/)

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