平屋はうるさい?後悔しないための防音対策
このサイトは 「グランハウス」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
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平屋の人気が高まっている一方で、インターネットやSNSでは「平屋はうるさい」という声も散見します。平屋に憧れているものの、音問題が気になって決心できないという方もいるでしょう。
平屋が魅力的な住宅であることも確かなので、平屋がうるさいと言われる理由を解説しながら、住み心地の良い平屋にするための防音対策についても紹介します。
シンプルでコンパクトなワンフロア設計は平屋の魅力でもありますが、一方でワンフロアにすべての部屋を設置することによる弊害も。私たち人間は水平方向の音を敏感にキャッチしやすいという性質を持っており、そのせいで各居室がワンフロアに隣接している平屋は、他の部屋から聞こえる生活音をうるさく感じる人が多いのです。
2階建ての家であれば生活音が多く発生するLDKや水回りは1階に、落ち着いて過ごしたい寝室や個人の部屋を2階にといった配置ができるため、平屋と比べて音がそれほど気になりません。平屋はフロアを分けて部屋を配置することができないので、LDKや水回りから生活音が聞こえてきてストレスを感じる可能性があります。
平屋がうるさいと言われる理由は室内からの生活音だけでなく、屋根に当たる雨音や風の音も関係しています。2階建て以上の家に比べて雨音や風の音がうるさく感じる理由は、屋根と1階部分の間にクッションとなる部屋がなく、雨音や風の音が室内に響きやすいためです。
そのせいでリビングでテレビ番組や映画を楽しみたいのに音が聞こえにくかったり、寝室に響く雨音が気になって寝られなかったりということも。快適な暮らしを妨げてしまう厄介な問題のため、適切な対策が必要となります。
平屋はすべての部屋が地面に接しているため、外からの車の走行音や工事の音、緊急車両のサイレンなどが室内に響きやすくなっています。そのほかにもエアコンの室外機や給湯器などの音が気になる場合もあり、外部からの音が響く環境に慣れるまで時間がかかるケースも。在宅ワークやリモートワークなどで集中して作業したい方は、防音対策が必須です。
リビングと各部屋の間に納戸やパントリーなどの緩衝役となる部屋を配置すると、リビングの生活音がほかの音に伝わりにくくなります。また、廊下を設置して部屋同士の距離をあける間取りにするのも、平屋の防音対策として効果的です。
雨音や車の走行音など外部から侵入する音の対策としては、防音効果の高い緩衝材や断熱材、屋根材を利用しましょう。
雨音を軽減する屋根材としては、遮音性の高い瓦屋根などの素材を選ぶのがおすすめ。屋根材として人気の高いガルバリウム鋼板は雨音がうるさく響きがちですが、ガルバリウム鋼板の下に吸音材や断熱材を敷いたり、断熱材と一体になったガルバリウム鋼板を選んだりすることで遮音性を高められます。
また、音の侵入口となる窓についても、厚みのある複層ガラスや気密性の高い窓を利用することで対策が可能。ただし、複層ガラスはコストが高くなってしまうため、予算と相談しながら検討すると良いでしょう。
中庭を設置することで、リビングと各部屋の距離を確保でき、リビングからの生活音が軽減されます。また、防音対策としてのほかに、風通しが良くなるメリットもあり。平屋は空気がこもりやすいため、中庭の設置で音と風通しの悪さを同時に対策できるのは嬉しいポイントです。
一方で、中庭を設置すると住居スペースが減ってしまうほか、動線が長くなることで家事効率や移動に不便さを感じることも。平屋のコンパクトな暮らしに憧れている方だと、中庭の設置は平屋の魅力を損ねてしまう可能性があるので注意が必要です。
平屋では空間の有効活用と開放感を確保するために、開けっ放しにしても扉が邪魔にならない引き戸を採用するケースが多く見られます。ただ、引き戸は開き戸に比べて気密性が低いので、隙間から音が漏れやすいのが難点。防音対策を図るのであれば、扉の前後がデッドスペースになるというデメリットはありますが、開き戸の検討をおすすめします。
エアコンやエコキュートの室外機の音対策がしたい場合は、室外機の配置場所を工夫する必要があります。特にエアコンの室外機は部屋から距離をとって配置するのが難しいため、部屋と外部の間に緩衝役となる押し入れなどの収納を配置することで、音の侵入を軽減できます。
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